ようやくの初スタン日記になります。


スタン環境では、僕はM10で復帰した頃からジャンドを愛用していた。
WWK参入後は、ALAが落ちた後の環境を考えて他のデッキにしようかとも考えたが、結局パワーカードであるジェイスをジャンドにぶっこんだ青ジャンドを使用していた。
個人的にはバニラになる事が多いトリナクスよりもゼドラクシスの死霊の方が好みだったので、この青ジャンドは気に入っていた。
M11がスタンに参入し、ドラフト等で手に入れた高額レア«墓所のタイタン/Grave Titan»を投入してみたりもした。

神ジェイスと墓所のタイタンが入ってリッチな気分に浸れるのがポイントだ。うひょー





以下レシピ



土地:26
4 野蛮な地/Savage Lands
4 崩れゆく死滅都市/Crumbling Necropolis
3 怒り狂う山峡/Raging Ravine
1 溶岩爪の辺境/Lavaclaw Reaches
1 忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit
2 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
1 沸騰する小湖/Scalding Tarn
1 霧深い雨林/Misty Rainforest
1 進化する未開地/Evolving Wilds
3 森
2 沼
2 山
1 島

クリーチャー:12
4 セドラクシスの死霊/Sedraxis Specter
2 芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax
4 血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf
2 墓所のタイタン/Grave Titan

呪文:22
4 荒廃稲妻/Blightning
4 稲妻/Lightning Bolt
4 大渦の脈動/Maelstrom Pulse
3 終止/Terminate
2 瀝青破/Bituminous Blast
3 豊穣の痕跡/Trace of Abundance
2 精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor

サイドボード:15
4 強迫/Duress
2 破滅の刃/Doom Blade
2 ジャンドの魔除け/Jund Charm
3 思考の大出血/Thought Hemorrhage
4 広がりゆく海/Spreading Seas







しかしM11環境になり、「ジャンドは終わってる」と各所で囁かれるようになってしまった。正直悔しい。
実際回してみてきついのが、トップメタであろうヴァラクート。これは確かに凄くキツイ。
対ヴァラクートと回してキツイと感じた点は、

・ヴァラクートが平均6Tほどでコンボを決めて相手を殺せる点。青ジャンドでは廃墟飛ばしや地盤の際はマナ基盤の問題で投入が難しいため、対処方法が思いつかない。

・緑タイタンを思考の大出血で対処しても、ゼンディカーの報復者がどうにもならない。業火のタイタンやガイアの復讐者もけっこう辛い。

・デッキの構成が「土地28枚・召喚の罠とタイタン等のファッティ・あとはマナ加速」という構成のためハンデスが効かない。耕作で手札に土地を余らせられるのも辛いし、トップ召喚の罠やファッティでこちらが死ぬのも頂けない。

・向こうのサイドから酸のスライムや強情なベイロスが投入されてくる。酸のスライムはヴァラクートの構成上積むほどの価値があるのか若干疑問だが、青ジャンドのマナ基盤は4色だけあって脆いので、狙われると辛い。ベイロスはライフゲインよりも擬似速攻で4点パンチしてくるのが辛かった。ヴァラクートの射程が近くなるし、タイタンでも普通に殴り殺せる状況になりかねない。


ざっと挙げるだけでこんな感じ。
無理ゲーじゃねーかwwwと感じるかもしれない。


無理ゲーじゃねーかwww


まず青ジャンドが、荒廃稲妻に追加してセドラクシスの死霊で手札を攻める構成というのが不味い。
コントロール相手にはサイドからさらに強迫を追加してハンドズタズタにしてやんぜ!というコンセプトで構築したため、強情なベイロス(と耕作)の登場は結構な痛手であった。


ってかハンデスが痛くないコンボデッキってどういう事だよfxxk!


また、4色の脆いマナ基盤を補助するために、ヒルを抜いて豊穣の痕跡の採用。
(耕作では無いのは、神ジェイスの青ダブルシンボルを供給しやすくするためと、ミシュラランドにエンチャントして殴るため。あと耕作で持ってくるだけの基本地形が無かったとか、そういう問題もあったりする。)
これによりマナ基盤は安定こそすれ、クロックはかなり落ちてしまった。
ヴァラクート相手は長引いたら20点クロックレベルのクリーチャー(緑タイタンや報復者はマジでワンパン20点持っていくから困る)を連打してくるデッキなので、さっさとプレイヤーを殺してしまうのが一番の対策だと感じた。





以上の事を踏まえてデッキを改造したのがコチラ。



土地:26
4 野蛮な地/Savage Lands
2 崩れゆく死滅都市/Crumbling Necropolis
3 怒り狂う山峡/Raging Ravine
1 溶岩爪の辺境/Lavaclaw Reaches
1 忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit
2 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
2 沸騰する小湖/Scalding Tarn
1 霧深い雨林/Misty Rainforest
1 進化する未開地/Evolving Wilds
3 森
3 沼
2 山
1 島

クリーチャー:18
4 朽ちゆくヒル/Putrid Leech
4 リリアナの死霊/Liliana’s Specter
4 セドラクシスの死霊/Sedraxis Specter
4 血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf
2 業火のタイタン/Inferno Titan

呪文:16
4 荒廃稲妻/Blightning
4 稲妻/Lightning Bolt
4 大渦の脈動/Maelstrom Pulse
3 終止/Terminate
1 瀝青破/Bituminous Blast

サイドボード:15
4 強迫/Duress
2 破滅の刃/Doom Blade
2 ジャンドの魔除け/Jund Charm
3 思考の大出血/Thought Hemorrhage
4 広がりゆく海/Spreading Seas







まず目に付くのはヒルに加えてリリアナの死霊の採用。


ハンデス効かないって言ってるのにさらにハンデスに寄せるってどういうことだよwww


いや、僕は考えたのだ・・・「手札0枚なら恐くなくね?」と・・・。
確かにトップデッキは脅威だ、だがこちらのデッキは以前とは違いクロックを刻めるクリーチャーが大幅に追加してある。
ヒルの復帰もそうだが、リリアナの死霊も飛行でパワー2のため、クロッカーとしての面も期待しての採用だった。主な壁やクリーチャーを乗り越えていけるのは大きい。
ある程度ハンドを攻めてヴァラクートの起動を遅らせつつ、殴って殺す。これが今回採用したヴァラクート相手の戦略だ。(キリッ

実際のところ、強情なベイロスのサイド率が非常に高いので(そりゃジャンドも黒も赤もメタれる上にマナレシオも高いんだから誰だって積むわ)ハンデスはあまり利口な手段ではないと思う。
だが、それでも荒廃稲妻を打ちたいのだ、スペクターで殴りたいのだ、手札を枯らしたいのだ。
ベイロスなんて場に出たら4/4のバニラでしか無い上に、ハンドが減っていない訳でも無いので、ジャンドの単体除去能力なら対処できると考えて(または妄信して)の結論でした。


次に、神ジェイスと黒タイタンの解雇。そして赤タイタンの採用。

まず神ジェイス。
以前の青ジャンドで使ってみた感じでは、ジェイス同士の対消滅にも使える。生き残れば単純にアドが取れる。カスケードとの相性が抜群。たまに相手にロックが掛かって単体で勝てる。と非常に強かったのだが、正直ダブルシンボルはキツイ。
今回はクロック優先で豊穣の痕跡を解雇し、ヒルを採用したためダブルシンボルを捻出するのが非常に難しくなった。
また、今挙げた利点も、カスケードとの相性以外はどのデッキでジェイスを使っても同じものだ。青ジャンドに必須なパーツという訳でも無いので、解雇。

次に黒タイタンと赤タイタン。
黒タイタンは単純に強かったが、それだけだった。
審判の日や単体除去で対処されると、若き群れのドラゴンと対して変わらない。そして対処されなければ、若き群れのドラゴンでも十分に勝てる。
悪斬と正面から殴り合えるクロックは魅力だが、反面群れドラは回避能力を持っている。この点で比べれば一長一短な気がした。
今回採用した赤タイタンは、まず場に出ただけで3点割り振り。攻撃した時点で3点割り。
単純に出た直後のダメージ量としては黒タイタンよりも効率が良く、直接飛ぶダメージはよりとどめにしやすいと考えての採用。
また、トリナクスを完全に解雇してリリアナの死霊を採用したため、ナヤやバントのクリーチャーを相手にするのが厳しくなると思われる。そういったデッキの小粒生物をなぎ払える、除去枠としても利用できる点も高評価。効率は良くは無いがな!

そして地味に重要な豊穣の痕跡の解雇。


4色でやってるのにマナ基盤を整えるカードを抜くとか、正気の沙汰じゃなねーな


まず今回のデッキで青マナを要求するカードは«セドラクシスの死霊/Sedraxis Specter»のみ。こいつにしても青マナはシングルシンボルのため、複数青マナが出る土地を並べる必要は無い。(ミシュランはあるけれども・・・)
そして、現環境の主な土地破壊カードは«地盤の際/Tectonic Edge»«ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster»«広がりゆく海/Spreading Seas»あたり。
(ヴァラクートで酸のスライムやカビのシャンブラーが採用されている場合もあるが、今回は見て見ぬフリをすることにした。)
上記の3種のカードは、基本地形«島»に対処する事が出来ない。
«島»という事はこの環境でかなりの土地破壊耐性なのではないかと考えた訳だ。ダブルシンボルのジェイスは居ないわけだから、フェッチランドから島1枚持ってくるだけなら大丈夫じゃね?と考えてしまった訳だ。大丈夫だといいなあ・・・。

あと迷っているのが瀝青破、稲妻の枠。
瀝青破はともかく、稲妻はかなり悩んでいるところ。
稲妻で落としたい・落とせる生物は主にナヤやバントで序盤に現れるクリーチャー。そいつらはほっといておくとこちらが死ぬので、稲妻は非常に有用だと思う。
反面、稲妻がゴミに感じるのがヴァラクート・赤青昇天・青白コンあたり。何も倒せないので本体に飛ばすだけになる場合が多々。
現状稲妻以外の候補が思い浮かばないので(追加の終止か破滅の刃、もしくはジャンドチャームとか・・・?)稲妻で行っていますが・・・。
もしかしたらカスケードと相性が悪いのを承知で地震を3枚くらい積むかもしれません。


色々と改造しましたが、ぶっちゃけヴァラクートには凄い不利です。
何か良い対策があったら是非ご教授下さい…orz


最近MtG出来ていないので、対人で色々回してみて、もう暫く調整していきたいと思います。
ジャンドが使えるのもあと少し・・・!

コメント

紫
2010年9月3日13:41

脅迫等で不屈の自然や耕作を
ピンポイントで落とせれば大分速度は落ちますよ
その上でハンデスを畳み掛けると良い気がします

えるえー
2010年9月5日19:13

>>紫さん
やはりハンデスで攻めるには相手のハンドをゼロに縛るくらいしないと辛そうですね;
コジレックの審問や精神腐敗も試してみようと思います!

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索