※今回は(も?)長文注意

スタンが主戦場な筈なのにEDHばかりのえるえーです。こんにちは。

只今帰省中なのですが、やることが何もなく時間を持て余し気味です。
本来は日記系は放置が常の人間の筈なのに。




さて、前回EDHについて書きましたが、Web上でEDHについて検索する時はどのような情報を求めて検索を掛けるだろうか。
僕は主に「お勧めのジェネラルは何かなあ」とか「このジェネラルを使うならどういうカードをデッキに入れるのかな」「このジェネラルで出来るコンボはどういう物があるのかな」とか、そういった物をお目当てとして検索をかける。
もしかしたら実際にEDHをプレイ出来ない所為かもしれないけれど・・・。


と、いう事で、最近自分で組めそうな・考えているデッキリストとかを書こうと思った・・・んだけど。
その前にEDHで遊ぶに当たって、自分での留意点を書いておかないと不味いと感じたんだ。
1枚刺しのみで構成されるEDHのデッキリストはパッと見ただけじゃ良くわからないカードも多い。
そこで、あらかじめある程度EDHに関して勉強しておけば、そういう点が少なくなると考えたからだ。





ちなみにここで勉強するのは基本的に僕だ。
なんせ僕はEDHで遊んだ事がほとんど無い。
そのため、僕の考えを整理して、おかしな点をツッコんで貰うためにこんな堅苦しい記事を書こうと考えた訳だ。
EDHをやっている人、これから始めたいと思っている人、興味を持っている人は、是非参考にしたり、つっこみを入れてやってくれて欲しい。





・ライフが40点。ジェネラルダメージは21点で死亡という意味

EDHではプレイヤーのライフが40点もある。これはスタンの2人構築の倍の値だ。
ライフが40点になると、20点とはどう変わるだろうか。
フルバーンやスライ、20点削るコンボが弱くなるのは前回も触れたが、他にも色々と2人構築とは変わってくる。


まず、これは良く言われることだが、「ライフをリソースとするカード」が強くなる。払えるライフが沢山あるからだ。
例えば≪チャネル/Channel≫で30点ライフを払えば≪ウラモグの種父/Spawnsire of Ulamog≫から即神話エルドラージを召喚する事が出来る。30マナもあれば≪ウラモグの種父/Spawnsire of Ulamog≫を絡めなくてもいくらでもコンボを完成させることが出来るだろう。
この環境では≪チャネル/Channel≫はあまりにも強力すぎるため禁止されているが、他にも≪闇の腹心/Dark Confidant≫や≪ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor≫、≪ネクロポーテンス/Necropotence≫等ライフをリソースとする強力なカードを2人構築以上に活用出来る環境だと言えるだろう。


次に、クリーチャーのパワーに関して。
ライフが40もあると、ジェネラル以外の「殴る」クリーチャーのパワーは半分になっているようなものだ。
熊で10回殴れば人が死ぬのが2人構築、20回殴らないと人が死なないのがEDHだ。
そのため、「殴る」クリーチャー(特に小型の)の有用性が下がっていると思う。
熊で3、4回殴るよりも8点程度殴らせておいてもっと強いカードをプレイした方が有利だ。

ここでジェネラルを例外にしたのは、ジェネラルダメージが存在するからだ。
ジェネラルダメージに関しては、以下を参照して欲しい。





※EDHについて
WotC社:マジック:ザ・ギャザリング日本語公式サイト
http://mtg-jp.com/reading/decks/004802/

MtGwiki
http://mtgwiki.com/wiki/EDH





簡単に言えば、ジェネラルは21点で人を殺せるってルールだ。
これなら2人構築とは大差がない。
ただ、2人構築でも1匹のクリーチャーで人を殴り殺すのは相当に困難だ。また、ジェネラルはその特性からコンボやシナジー、システムのパーツとして運用する物を選ぶ場合も多い。
やはり2人構築よりも「ビートダウン」するのは難しい環境だと思って良いだろう。

だけど、「ビートダウン」するのは難しいと書いたが、もちろんビートダウン出来ない訳じゃあ無い。
最近のカードのジェネラルでは、≪霧を歩むもの、ウリル/Uril, the Miststalker≫や≪数多のラフィーク/Rafiq of the Many≫、≪スラクジムンダール/Thraximundar≫なんかは人を「殴って」「倒せる」ジェネラルだと思う。
ウリルは族霊鎧の登場でより対処し辛くなったし、ラフィークは「半分」になってしまった筈のクリーチャーのパワーを元に戻せる。さらに自分で殴っても簡単に21点削るほどの爆発力も持っている。
スクラジ・・・スラジク・・・スラムンムンダールは、速攻持ちで隙を見ては即座にアタックに回れる上に、アドバンテージも取ってくれる。しかもそのパワーは3回の攻撃で人が死ぬ威力だ。(簡単にサイズが大きくなるからね)


ジェネラルに触れたところで、ジェネラルダメージに関しても少し話そう。
少し遊んでみて思った事は、この「ジェネラルダメージ」が、けっこうやっかいな物だという事だった。
通常のダメージやライフロスならライフゲインで補うことが出来るが、「ジェネラルダメージ」は回復することが出来ないからだ。
この点を考えると、「無限ライフコンボ」はEDHでは難しいかもしれない。(ライブラリや勝利条件を狙ってくるデッキも沢山あるしね)




・色の強さについて

強力なレジェンドクリーチャーをジェネラルにすれば強いデッキが作れる、とは限らない。
EDHではジェネラルカードのマナコストに使われている色以外の色のカード・マナを使うことが出来ないからだ。
変な話だが、例えば≪メムナーク/Memnarch≫をジェネラルにして大量のマナ加速をデッキに仕込んでも、青マナを出すことが出来ないからメムナークの能力を使うことが出来ない、とかね。

僕も≪霧を歩むもの、ウリル/Uril, the Miststalker≫をジェネラルにすれば最強ビートが組めるんじゃないか、と思って構築してみたんだけど、実際に回してみると全然思ったように動いてはくれなかった。

これは、MtGには「色の役割」が存在して、赤白緑は≪霧を歩むもの、ウリル/Uril, the Miststalker≫をサポートするのに適して居なかったからだと思う。( そりゃ構築が酷かったって要因もけっこうあると思うけど
そこで、「色の役割」「色の強さ」に関して思ったことを纏めてみようと思う。





・緑

不屈な自然を初めとするマナ加速や、大型クリーチャーが特徴のカラー。

EDHでは多くのマナ・アーティファクトを利用できるため、単純にマナ加速・ファッティ!という戦略はどのカラーでも出来てしまい、損をしている印象がある。
緑を軸とした(3人纏めて倒せるような)コンボもあまり多くはなく、ガチでやるなら厳しいカラーだと感じた。
ただし、≪迷える探求者、梓/Azusa, Lost but Seeking≫をジェネラルに据えたコンボじみた動きをするデッキや、≪歯と爪/Tooth and Nail≫のような爆弾カードもあり、決して戦えないと言うことは無い。
個人的にはデッキの枚数が100枚で各カードが1枚しか積めなくても問題なく動く≪氷河跨ぎのワーム/Panglacial Wurm≫が素敵だと思う。

禁止されてしまったが、最強のジェネラルの座を欲しいままにしていた≪ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary≫のカラーでもあった。





・赤

火力が特徴のカラー。通称「破壊と混沌の赤」。

2人構築環境では「火力の赤」だが、EDHではいわゆる「山20枚と稲妻40枚」では戦えない。正直厳しい印象がある。
赤単でEDHを戦うとなると、単純に火力を詰め込むようなデッキでは戦えない。
ジェネラルを利用して一気にライフを削ったり、「混沌の赤」の側面を利用してゲームをぐちゃぐちゃにしたりしないと勝機を見いだすのは難しいと思う。(これに関してはEDHの経験が少ないので、実はトップメタの赤単デッキがあるかもだけど・・・)


ちなみに僕は≪燃え立つチャンドラ/Chandra Ablaze≫にボコボコにされた事があるけどね・・・HAHA。
とんだ地雷女だぜあいつは!


≪無情の碑出告/Heartless Hidetsugu≫や≪鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker≫の居るカラーだし、アーティファクトはどのカラーでも使えるから面白いデッキを考えることも出来ると思う。是非色々考えてみて欲しい。


最近巷では≪巡礼者アシュリング/Ashling the Pilgrim≫と山99枚なんてデッキも噂されていると聞くが・・・?







・黒

墓地やライフをリソースとし、リスクを背負うことにより爆発的なアドバンテージを得ることの出来るカラー。中二病乙。
また、手札破壊を得意とするのも特徴。エンチャントとアーティファクトに触れないのも特徴だったりする。

ライフが40点という環境のため、2人構築と比べ運用しやすくなっているカードが多い。
また、≪吸血の教示者/Vampiric Tutor≫や≪Demonic Tutor≫、≪魔性の教示者/Diabolic Tutor≫といったサーチカードを多く持つ。
各種のサーチカードは、1枚刺しのEDHでは非常に有効に働き、コンボパーツを揃えるのにも脅威への対処カードを探すのにも利用できる。
エンチャントやアーティファクトの多いEDHにおいて、それらに触ることの出来ないのは厳しい点ではあるが、無色のカードを利用すれば全く対処出来ないわけではない。
多人数戦では手札破壊が弱い印象がある(というか実際大半の手札破壊はあまり有効ではない)が、≪夜陰明神/Myojin of Night’s Reach ≫や≪精神を刻むもの/Mindslicer≫は非常によく働いてくれると思う。
さらに、墓地を利用することにも長けているので、相手の脅威を利用したりと出来ることは多い。個人的には非常に強力なカラーだと思う。

≪陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion≫は禁止ジェネラルなので注意。





・青

呪文の打ち消し、ドロー、バウンスが特徴のカラー。
2人構築の3倍相手の呪文が飛ぶんだから、打ち消しはそんなに強くないだろう。そう思っていた時期が・・・僕にもありました。

青には仕込めるコンボが非常に多くあり、いろんな所から無限マナ・無限ドローに絡める事が出来る。(なんせあの≪精神力/Mind Over Matter≫が使えるからね・・・。)
また、強力なドロースペルからコンボパーツを集めることが出来、コンボの妨害に関しては打ち消し呪文で対処が出来る。
打ち消し呪文は相手のコンボの妨害や脅威への対処と、思いの外有用であった。
ジェネラルに関しても、危険なにおいしかしない≪アーカム・ダグソン/Arcum Dagsson≫を筆頭に面白い(変な)カードが揃っている。

これだけだと最強カラーに見えるが、実際はボードコントロールが得意ではなく、以外と脆弱だったりする側面もある。
≪アーカム・ダグソン/Arcum Dagsson≫が最強ジェネラルの一角であるのは間違い無いと思うけどね!
あと≪クローン/Clone≫系のカードは、ジェネラルにも対消滅が有効なので確定除去として扱うことが出来る。けっこう便利。





・白

小型クリーチャーの質とライフゲインが特徴のカラー。
・・・と、言ってやりたいが、最近のカードを見るととてもそうは言えない気がする。
(クリーチャーの質と単体除去、全体除去、パーマネント除去、ライフゲイン、アドバンテージ、リアニメイト、強力なPWが特徴の厨カラー。って言いたい。)

多人数戦になるEDHでは全体除去が非常に強力なため、≪神の怒り/Wrath of God≫系統の全体除去が有効に働く。
が、小型クリーチャーでのビートダウンはEDHでは厳しい戦略のため、単色でデッキを組むのは難しいと思う。
(≪今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda≫ジェネラルで結果出してた人が居た気がするけど。どういうことなの・・・)

部族等横のシナジーが大量にあるカラーだが、1枚刺ししか出来ない環境では活かしにくい。
クリーチャーのカードパワーは非常に高いが、EDHで戦うにはそれだけでは辛い印象がある。
コンボもパッと思いつく物は無い。僕は、だけど。

ただしこれは単色で見た場合の話で、多色デッキに置けるコンボのキーパーツはけっこうあったりする。
白だけに限った話じゃないけどね。





・多色に関して

EDHでは多色にするメリットが非常に大きい。
なぜならより多くのコンボを仕込むことが出来るからだ。
むかつきアサルトや、ヒバリブリンクは単色じゃ仕込めないからね。


強いジェネラルがその色に居るからそう思えるのかもしれないが、多色で強いのはやはり青関連だと思う。
先述の≪アーカム・ダグソン/Arcum Dagsson≫(こいつは単色だが)を初め、≪覇者シャルム/Sharuum the Hegemon≫や≪結界師ズアー/Zur the Enchanter≫はEDHに置ける最強クラスのジェネラルだ。
また、≪ギトゥのジョイラ/Jhoira of the Ghitu≫や≪火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind≫も危険度が非常に高い。

このジェネラル達は、自身がコンボパーツになっている。それもゲームが終わるようなコンボだ。
青関連のジェネラルには、このようなカードが多い。
また、青関連だとドローやカウンターのサポートでコンボを決めやすいからね。


ちなみに、上記のジェネラル達は非常に強力だが、その為に狙われやすい。
集中攻撃を避けたいなら他のジェネラルを選択するのが良いだろう。



多色デッキの場合、EDHではジェネラルを軸としたコンボ・シナジーがある場合が大半だと思う。
そのため、ジェネラルからある程度デッキの中身を予測する事が出来る。

しかし、5色デッキは違う。5色デッキは、全てのカードを使うことが出来る。
つまり、どんな手段で勝ちに来るか。どこから勝ちに繋げるのか解りづらいのだ。

ジェネラルが≪大祖始/Progenitus≫だったからネタだろうと思って放置してたら、無限マナから≪彗星の嵐/Comet Storm≫で全滅した、という展開になりかねない。
5色のジェネラルは、どんなジェネラルであれある種の地雷である事を頭の片隅に置いておく必要があると思う。









EDHに関するお勉強、情報の整理のつもりで記事を書いたのですが、長々と書きすぎてしまい余計に混乱する結果となってしまいました。
ここまでの長文、読んでくださってありがとうございます。
「ここの認識が違うよ」とか、「あのカードがヤバいよ」等ありましたらどんどん指摘してください。
自分でも少し時間をおいてから読み直して、色々と考えてみたいと思います。


ではではー

コメント

ペンタバイト
2010年8月26日8:48

勉強になります。

勇丸はつよいですよ!
自分は使いませんがwww
マナコストが1なのですぐ出せて、強化さたら人が死にますねww

えるえー
2010年8月27日18:37

>>ペンタバイトさん

ぐちゃぐちゃした長文を読んでくださってありがとうございます。
自分で読み返してみて、一度ワードか何かに書いて推敲してから投稿しないとダメだと感じておりますorz

勇丸、考えてみれば手札を減らさずに確定で出せるクロックなんですね・・・!
ジェネラルダメージもあり運用次第では全然出来る子なのか!

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